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畳文化をこよなく愛する岡部龍太郎が、皆様に、健やかに快適に、そして安心して生活していただきたいという想いから開発した「わら美人」についてご紹介させて頂きます。
2011年東日本震災、2016年熊本地震と近年大きな災害が起きました。その時、被災者の方は、硬くて冷たい床環境での避難所生活をされていました。その生活を一変したのが「畳」でした。被災者の方が大変喜ばれたことは記憶に新しいところです。
「畳」が少なくなっている現状について、私にある建築家が教えてくれました。
彼が言うには、
「畳」の性能が失われている。
その性能とは、「弾力」「断熱」「調湿」だ。
と断言していました。私は、あえて弾力に深みをつけ加え「深みのある弾力」とし、「深みのある弾力」「断熱」「調湿」この3つの基本性能無しに「畳」とは言い難いと思っています。
「深みのある弾力」があったからこそ、「畳」の上で相撲とって投げられてもあまり痛くありませんでした。現在の畳はどうでしょうか?
硬くて薄くても畳なの?!(朝日新聞より)と記事にもなったことがあります。
「断熱」に関しては、前述の災害時を振り返れば明らかです。
「調湿」に関しては、高温多湿の日本の気候風土には欠かせない性能です。
- 「深みのある弾力」
- 一般的なフローリングの転倒衝突時の数値「140G」に対して、わら美人の転倒衝突時の数値「43G」と衝撃吸収性に優れていることがわかります。
- 構造 - |
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- 性能 - |
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-断熱 - |
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-調湿 - |
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高齢者が硬い床に転倒しケガをした時、治療→入院→寝たきり→認知症への連鎖を想像すると、ご本人のつらさとご家族の負担、さらに社会的コストは相当なものです。衝撃を緩和する「畳」を床材として導入することは重要だと思います。
「わら美人」は、そういった問題点を軽減し、すり足で歩きがちな高齢者への歩行性も、硬すぎず柔らかすぎないレベルの性能値を持っています。また、一般的にフローリングより畳敷の方が暖かく、低体温の方には優しい床材といえるため居室だけでなく廊下などの通路にも有効だと思います。
岡部商事株式会社