転倒した時のケガを防ぎ健康寿命を延ばす 「衝撃緩和型畳(バリアフリー)」 人生100年時代、今から始める介護の準備 大切な家族のためにできること、
そして、社会のためにできること

国は、人生100年時代の長期優良住宅つくりを目指している!
国土交通省 赤羽 一喜 国交大臣 人生100年時代の住まいつくり

(2020/7/22 日本経済新聞)

安全・安心で快適な暮らしを実現するために、住宅の『質』の向上を図ることが重要な課題、高齢者にとって住みやすいバリアフリーや省エネ・断熱構造住宅の推進、また新婚期・子育て期・高齢夫婦期間等の人生の各ステージに合わせた住み替えも促進されること期待される」と述べている


住生活基本計画

住生活基本計画

耐震性 耐久性 省エネルギー バリアフリー
免震構造 100年住宅
200年住宅(福田内閣)
断熱性
(ペアガラスの標準装備化等)
太陽光発電システム
蓄電池
*畳はヒートショックを防ぐ一助となる
手すり・段差解消
衝撃緩和型畳の設置
廊下幅の拡張
エレベーター

※:手すり・段差解消は転倒を防ぐもの、「衝撃緩和型畳」は転倒した時にケガを防ぐもの


なぜ、衝撃緩和型畳がバリアフリーなのか

・バリアフリー:障壁を取り除き生活しやすくするという意味

衝撃緩和型畳が企画された背景:近年 高齢者等の住宅・施設内での転倒による骨折等によって、そのまま病床につく事例が多く報告されていることと、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)及び予備群が4700万人を超え増加傾向、そのような社会背景に対応するために「安全・安心」につながる転倒時の衝撃緩和が求められているから

(JIS A5917規格書 解説より抜粋)


転倒して骨折する高齢者100万人 / 年(高齢者の転倒:1,100万人の / 年)(日テレ)

  • ★ その後、寝たきりなる人も少なくなく、元通りに歩けるようになる人は半数
  • ★ そのうち4人に1人(25万人)が大腿部を骨折

「衝撃緩和型畳」への要求事項

歩行と車椅子の走行を妨げず、転倒した時だけ体を守るものを作って欲しい(介護関係者より)


「衝撃緩和型畳」の特長

「衝撃緩和型畳」は、高齢者・障害者等が転倒した時にケガを軽減する
「衝撃緩和型畳」は、断熱材の機能を合わせ持っているためヒートショック対策にもなる
※ フローリングは足元が冷えやすく、それによりヒートショックへと…


日本転倒予防学会(2020/10/1 NHKシブ5時)

  • 日本転倒予防学会は、10月10日を転倒予防の日として高齢者の転倒の危険性に警鐘を鳴らしている
  • 高齢者は、よろめいて転倒している( よろめき転倒 )
  • 転倒の主な原因:加齢(バランス感覚と目の衰え)・薬の副作用でふらつく・運動不足
  • 転落転倒による死亡者10.000人( ほとんどが高齢者 )
  • 高齢者の転倒は命にかかわる( 医師 )
  • 高齢者の転倒は、施設において最重要課題である(施設長)
    骨折 ⇒ 痛み ⇒ 食欲の減退 ⇒ 栄養不足 ⇒ 肺炎や寝たきり ☞ 命にかかわってくる!

日本転倒予防学会の考え方 ⇒ 転倒予防と転倒した時のリスク回避

  1. 転倒を防ぐもの:転倒しにくい靴・EMS筋トレ・手すり・段差解消
  2. 転倒した時にケガを防ぐもの:クッション入り下着・衝撃を和らげる床 ⇒ 衝撃緩和型畳

介護保険における住宅改修・地方自治体における住宅リフォーム推進事業

★最大9割の補助(介護保険)

★自治体のリフォーム推進事業では、高齢者・障害者等のバリアフリー化に補助制度


こどもエコすまい支援事業

バリアフリー改修 手すり 段差解消 通路の拡張 エレベーター 衝撃緩和型畳
0.5万P/戸 0.6万P/戸 2.8万P/戸 15万P/戸 1.8万P/戸

(表:こどもエコすまい支援事業より)

国は、ポイントを付与して「衝撃緩和型畳」の普及を推進し、社会保障費の削減を目指している


大手保険会社も転倒に備えた保険の販売を開始

※ 明治安田生命・太陽生命等

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